筋トレするときのダンベルの正しい使い方とは?
筋トレするときに手軽に使える道具というと、ダンベルでしょう。今は金属タイプから、中に水や砂を入れて重りとして使うタイプまであります。筋トレのために購入したけど、正しい使い方をわからないという人もいるのではないでしょうか?今回は筋トレのときの、正しいダンベルの使い方をご紹介します。
ダンベルの正しい使い方
筋トレするときは、どんな道具やマシーンでも、正しく使わないと最大の効果は得られません。
それはダンベルを使うときでも同じです。
手首は曲げない
手首は曲げずにダンベルを握ります。
曲げて握ってしまうと、前腕の筋肉が常に緊張した状態となり、すぐに疲れてしまいます。
これでは、ダンベルを使った筋トレが長続きしません。
ダンベルを持って、腕の筋肉が突っ張るような持ち方はしないでください。
しっかりと握る
ダンベルの使い方の基本ともいえることであり、しっかり握ってトレーニングしていきます。
親指を含めて、5本の指でダンベルを確実に握り、手から離れないようにしてください。
緩く握ると使いにくいばかりでなく、手からダンベルが離れて体にぶつかり、怪我をするかもしれません。
ダンベル運動では姿勢を正す
筋トレを行うなら正しいフォームを意識し、ダンベルを使うときも同じです。
首や背中を曲げない、腕や足の屈伸時はしっかり伸ばして曲げます。
中途半端なフォームで行うと、負荷が十分に筋肉にかからず、筋トレの効果が薄れます。
また、ダンベルを使っているので、中途半場に体を動かすと、体をねじる危険もあり、筋肉を痛めてしまうかもしれません。
勢いを付けて動かさない
腕を曲げて伸ばす時は、勢いを付けず、筋肉の力でダンベルを動かすようにします。
勢いを付けると、それだけ筋肉への負荷が少なくなるので、筋トレの効果が十分に得られません。
疲れてきても勢いは付けないようにして、疲れたら一度休んでください。
ダンベルの使用目的
どんなダンベルを使っても、筋トレの効果は得られます。
しかし自分の目的や筋力に応じたダンベルを選ばないと、効果が少なく、場合によっては筋肉を痛める結果となります。
ダンベルには筋トレの目的に応じて適した重さがある
ダンベルを使った筋トレは、回数を増やせばいいという話でもありません。
重いダンベルの方が筋トレの効果は出やすいですが、筋力のない人は、最初から重いダンベルはおすすめできません。
筋力のない人は、軽いダンベルから使っていった方が良いでしょう。
ダンベルでの筋トレには即効性はない
ダンベルを使って筋トレをしたからといって、明日すぐに筋肉がつくようなことはないです。
毎日続けて筋トレを行っていく必要があり、継続していかなければなりません。
ただし週に1日か2日は休みを入れた方がよく、休みの日は筋肉を育てる時間です。
毎日筋トレしたいというならば、足、腕、背中などの順に、1日ごとにローテーションで鍛えていくと、休みを取らなくても大丈夫です。
これは次の日筋肉痛になるぐらい筋肉を追い込むトレーニングする人の話です。
ダンベルでの軽いトレーニングなら、同じ部位を毎日鍛えても問題ないでしょう。
もしも、痛みが発生したときは治まるまで休んでください。
軽いダンベルは運動の補助
軽いダンベルは、筋トレの補助として適しており、トレーニングにおける運動の負荷を多くするのに使えます。
筋トレよりも、基礎代謝を上げるため、体力アップなどのような運動の補助として使うと効果的です。
また、軽いダンベルでの筋トレならば、ゴツゴツした筋肉になりにくく、なめらかな筋肉を付けやすいです。
腕や足が太くゴツゴツするのが嫌な人は、軽いダンベルでの筋トレがおすすめです。
重いダンベルは筋トレ用
重いダンベルは、ベンチプレスやバーベル上げと同じように、筋肉を効果的に鍛えられます。
がっつりと筋肉が付くので、ゴツゴツした筋肉を付けられます。
腕から脚まで、ダンベルを使っても、トレーニングマシンで鍛えるように筋肉を付けていけます。
ダンベルを使った筋トレ方法
ハンマーカール
上腕二頭筋を鍛えられる筋トレです。
初心者でも行いやすく、上腕二頭筋を鍛えたいならおすすめです。
1、足を開いて立ちダンベルを縦に持つ
2、肩から肘までは動かさないようにして、ダンベルを上に持ち上げる
3、持ち上げたら、ゆっくりと下ろしていく
この一連の動作を1回として、10回3セットが目安となります。
初心者は軽めのダンベルから始めていき、無理をしないでください。
ダンベルフレンチプレス
上腕三頭筋を鍛えるためのトレーニングです。
腕を太くしたいなら、ダンベルを使ったトレーニングメニューに取り入れると良いでしょう。
まずは、椅子に座って背筋を伸ばしてください。
1、ダンベルを頭の後ろで、両手を使い持つ
2、ダンベルを頭上まで真上に動かしていく
3、一番上まで持ち上げたら、前腕が地面と平行になる部分まで下ろしていく
4、平行にした状態を2秒キープする
この動作を1回として、10回3セットが目安となります。
頭の後ろで腕を動かすときは、背筋を伸ばして曲げないようにしてください。
ダンベルショルダープレス
肩の筋肉を鍛えるためのトレーニングです。
行うときは、インクラインベンチのような背もたれのある椅子に座った方が、安全でやりやすいです。
1、ダンベルを両手それぞれに1つずつ持つ
2、ダンベルを耳の横の位置に持っていき、腕は90度にする
3、その状態から、ダンベルを上下に動かす
上、下と動かすのを1回として、15回を1セットとし、3セットが目安となります。
初心者は軽いダンベルから始めた方が安全です。
重いダンベルを使うと、腕や手首をひねって筋肉を痛める可能性があり、重いダンベルで行うなら誰か補助をつけてください。
ダンベルフロントレイズ
三角筋を手軽に鍛えられるトレーニングです。
ダンベルショルダープレスよりも、手軽に三角筋を鍛えられるので、初心者におすすめです。
1、肩幅程度足を開いて立つ
2、それぞれの手に、順手でダンベルを持ち、手は太ももの位置にセット
3、肘を伸ばしたままダンベルを持ち上げ、胸の前まで持ち上げる
4、肩の高さぐらいまで持ち上げたら、ゆっくり下ろす
持ち上げて下ろすという動作を1回として、10回3セットが目安となります。
勢いを付けずに、腕の力でダンベルを持ち上げてください。
リアレイズ
大胸筋全体をバランス良く鍛えられるトレーニングです。
初心者でも簡単に鍛えられるトレーニングなので、大胸筋を鍛えたい人におすすめです。
1、椅子に座って、足は軽く開く
2、ダンベルを両手それぞれに握り、体を40度ほど前に傾ける
3、足の近くに位置しているダンベルを、そのまま横に持ち上げていく
4、肩の高さまで持ち上げたら、ゆっくりと下ろしていく
持ち上げて下ろすという動作を1回として、10回3セットが目安となります。
ダンベルを使ったトレーニングは初心者にもおすすめ
ダンベルを使ってトレーニングするにしても、正しく握り、正しいフォームで行わないと十分な効果が得られません。
そればかりか、筋肉を痛めるおそれもあります。
正しく行えば、初心者でも取り組みやすいトレーニングとなり、筋トレの効果を得やすいでしょう。
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